19世紀のヨーロッパで自然保護の重要性を世に先駆けて問うた人々の中にも、多くのアーティストたちが含まれていたことからもうかがい知れるように、いつの時代にもアートは社会と自然環境を繋ぐ架け橋になってきた。
気候変動の脅威や資源の枯渇が叫ばれ、肥大化した情報空間が社会に分断をもたらす現代、改めて自然環境に寄り添い、共有価値として社会のデザインに落とし込んで行くことの重要性は高まっている。
アートによる美や喜びの表現は、問題意識を前提にした言論や科学的分析以上に、私たちに共有するべき物語や守るべき景色を直感的に理解させてくれる。
製品のデザインは雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラムの参加者をはじめ、山荘に身近なアーティストたちによって生み出されるものだ。自然の中で生まれたそれぞれのストーリーが、日常生活の新しい創造性になる。
このブランドは自然とアート、アウトドアカルチャーの調和とクリエーションのプラットフォームでありたい。
“nubis umbra”はラテン語で「雲の影」。
青空に浮かぶ雲が太陽に照らされて雲ノ平の草原に影を落とし、風に流れて行く。
雲の影が象徴するのは、自然の力に照らされて、僕たち人間の内面に湧き上がる
クリエーションの閃き。
山小屋が自然の中の前線基地として
アーティストたちに
インスピレーションを与え、
自由な浮き雲となって
社会に自然の息吹をもたらす。
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